(2004/08/28時点)

夏もそろそろ終わりかな。 

オリンピック中継。仕事もあるし他の用事もあると、全部生中継で見ることはなかなかできないものだ。女子マラソンはゴールシーンは暑さでたまたま目が覚めてしまったので見ていたが、ちゃんと東芝のDVDレコーダーをタイマーセットしておいたので、寝ていても問題なかった。野口選手のゴールは確かに感動的であったが、高橋尚子選手が出ていなかったこともあって競技前に関心はあまりなかった。野口選手、土佐選手、坂本選手は本当にあの高温のコンディションの中、よく頑張ったし、本当にお疲れ様と思う。でも、自分の貴重な時間を割いたり翌日に疲れを残してまで、深夜生中継を見る気にはなれなかった。

五輪二連覇を見られなかったのは惜しいが、競技の普及の為には、一人が金メダル2個という栄光独り占めよりは二人の金メダリストの方が良かった。けれど、陸連の選考方法はもっとわかりやすくしてもらわないと。


私はスポーツ見るの好きだし、有る程度上手くできるのであればするのも好きな方なんだ。ところで、アマレスリングの審判や後ろに陣取っている人達、どういう人か知らないが、ひどい判定が多すぎて不快な気分になってくる。
見ている立場からすれば、負けても勝ってもいいのだが、ビデオまで導入してあの判定はいったいどうしたことだろう。シドニー五輪の篠原選手の対ドイエ戦以上のむちゃくちゃ判定だ。笹本選手がとても気の毒だった。

スポーツは政治と切り離された平和の祭典というのは幻想だな。オリンピック見るたびに何回もそうと確認できる。だから、オリンピックに対する思いはとっくに醒めたものになっているのだが、選手の健闘を見るのはやはり今でも好きである。

不当な裁定にはもっと抗議すべきだな、世界陸上で誰だったか忘れたけど、トラックで寝転がって、「俺はフライングしていない。」と猛烈に訴えていた選手を見習うべきだろう。
審判も、「神の名の下に良心に従って、公平な」宣誓させるべきかな?。

野球の長嶋ジャパンは銅メダルか。オーストラリアに2回も負ける。決勝リーグ戦は8か国対抗で上位4チームのトーナメントだったが、ギリシャなんて開催国なので無条件で参加できるも選手がおらず、アメリカ人選手を帰化させてかき集め、それでも最初はキャッチボールするのも怪しいチームで本番前でやっと格好がついたらしいと聞く。そんなチームもいる中で3位というのはほめられるものではなかろう。”キューバには勝ったがオーストラリアには足元をすくわれてしまった”と思っているようだが、台湾戦など結構危ない試合もあったよ。

実力があっても試合は負けることもあるから、選手の敢闘についてとやかく言うことは無いが、
この大会で優勝して(金メダルをとって)野球人気を大いに盛り上げる起爆剤にするのなら、なぜ五輪期間中はシーズンを中止してでも送り込める最高の選手達をアテネへ派遣するなどやるべきこと全てしておかなかったのか!!そんな態度がファンへの対応にも出ているんだろう、と言いたくなる。
長嶋監督が倒れて、監督を一度もやったことのない中畑氏を実質的な監督として送り込んでしまい、指揮系統が脆弱なままアテネに行かせてしまったことは大いに責められてしかるべきであろう。
あのメンバーで監督不在でも金メダルを取れるとタカをくくっていたんだろうな。後でマスコミ等が感動ありがとうキャンペーンをしてイメージアップに努めても、何ともいえない冷ややかな気分になる。合併騒動に端を発する再編・スト騒動を見ても、やや選手側に肩入れしたい気持ちもあるが、日本プロ野球(NPB)はもうどうでもいいという思いも強い。勝手にせい!!(笑)

昔はオールスターや日本シリーズなどのチケット購入で並ぶためだけに東京に向かったものだったが、今はつきあいで頼まれない限り自発的には見にも行きたくない。かと言って、その分代わりに他のスポーツに行く訳でも無いけどね。"NPB、今までありがとう"、と感謝だけしておくよ。一生懸命やっている選手はこれからもファンの為に、内心はどうあれ、ファンを思う行動と素晴らしいブレイを心がけてくだされ。でも、私はシドニーの苦い経験を生かすことのできない日本野球界の構造的欠陥に大いに怒り、もうへこんでしまって、熱を入れることがもうできないんだ。
私も何回も唱えていた"ダブル巨人のセパ両リーグ登場もしくは巨人パ・リーグ参戦"なら、新鮮な面白さを求めて何試合かは見てもいい。但し一年間だけ

通常のプロ野球興業の利益も得ながら、五輪での優勝で一気に野球人気を盛り返すなどという二兎を追い、結局は目標のためにやるべきこともやらずに負けてしまい(視聴率の低迷・観客動員の落ち込み・金メダルを目指しながら結局は銅メダル)、感動ありがとうキャンペーンをしてもらうという有様には大いに幻滅したよ。勝敗ではなく、そんなフラフラした姿勢に。

(もう少し書き足すかも)

(執筆 04/08/28-09/08)