せめて、効果を示すデータを出してくださいませ。
健康食品とか健康法について、何故それらを服用したり実践すると効果があるかわからない時があります。漢方薬にしても、個々の生薬では顕著な効果を示す薬効成分も検出されないし薬効を示さないものばかりなのに、それら生薬を処方して服用したら薬効を示すこともあります。
効果をもたらすメカニズムがわからないことは世の中には理論で説明できないことは結構ありますが、それは当然のことで、複雑怪奇な現実を通常人間が有する知覚レベルや常識で理解・説明するために理論とか理屈が作られるんだから。だから「理屈じゃないんだ。」と言われても、だからこそ、その理屈に替わる根拠を示してください、と言っているわけなんだ。なんか有るだろう。そこまで言うのなら。
作用機序・効果をもたらすメカニズムについては、現段階で不明
「確かにそういうこともあるだろう。でも効果を謳って宣伝しているのだから、きっと根拠・自信の元になるものはあるだろう。」「本当に宣伝の効能があるなら、作用機序の解明にとらわれて、一刻も早く効果を求めている人を待たせてはならないだろう。」
それじゃ、効果を示すデータを掲示してください。
「見たけど、信憑性に欠けるなぁ。」
「これはどのように実験しているのかぁ」
「どうやって統計をとったのかな?」
データをどのように集めて分析したか教えてください。体験談しか無いなら、その人達に直接会わせてください。
データの収集の仕方、分析方法に問題があることがある。
でっちあげの体験談で摘発された業者も存在する。
体験談は事実か幻覚か全く不明だが、とにかく体験を語る人は実在する。
こうなると、「信用する」「しない」の問題になる。
その上、頭に留めておかなければならないことは、その人が嘘や詐欺をしない人格であることを信用できても(人格に対する信用)、その人の考えが間違っている(その人の能力・技術等に対する信用)こともある。
これらは別の種類の信用ということも理解しておかなければならない。
こういう場合、趣味程度ならいざ知らず、大々的に広告を打ち大金取って販売するにあたっては出来る限りのデータを提示すべきだと思うんだけどね。
データを示せず、無償かそれに近い金額でやれなければ、「だめなこともある。」ことも言っておかないし、余程せがまれないと受けないとか、「これは賭けですよ。」と前置きしておくべきでしょうね。もっとも、そんなことができるなら商売のため、大々的に広告は打たないと思いますが。。。

(04/08/13)