日本初・学士のノーベル賞受賞とはあまり関係無いけど02/10/10
 島津製作所に勤務する田中耕一氏がノーベル化学賞を授与されたが、私も島津製作所の分析計測器にはとてもお世話になっている。医療機器だとCTスキャンも凄いけど、物質の同定では高速液体クロマトグラフ等の分析機器は信頼性が高いね。
島津の関係者に、この機器の内部も拝見させていただいたことがあるが、集積化が進み、もっと小型化できるのだけれども、測定機器の連結する際に機器同士を重ね置きしなくてはならないので、有る程度の大きさは有していなければならないと言っていたな。

島津製作所で製造している各機器の講習会が定期的に開催されているが、私も参加させていだいたことがある。参加者は企業、研究所、大学の講座の先生方と様々である。
有る程度の原理は説明いただいているのですが、やはり、私達利用者にとっては、測定機器に関してアンタッチャブルでブラックボックスなのである。講習内容の殆どが、取り扱い方法の他は、機器のメンテナンスやトラブルシューティングが中心でした。こういう測定機器類があるから、私達も大いに助かるわけで、精密機械技術者の皆さんもお互い仕事なんだけど、密かに感謝していますよ。(当方の意図するとおりに動作しないときもたまにあって、クレームをつけたりして言い争うこともあるでしょうが、職務上仕方ない。時間内にデータが出ないと私もかなり焦りますので。)

 全く意外だった、意表を付かれた選出と思っている人もいらっしゃるかもしれませんが、どんなに着想が素晴らしくても、通常の人間の五感(視覚、聴覚)で認識できるようなデータとしてモニターし測定し他人に示すことができなければ、それから先へは進めませんから、その解析(通常では認識できない変動・構造等を認識できるようなものに変換する)のアイデアにも光が与えられることはとても喜ばしいことだと思います。

物理学賞のほうは東大の先生でしたが、先生の頭脳もあるけど、あれほど大規模な観測システムを築き上げた日本経済力の勝利、そして、もう少しミクロな範囲に視野を向ければ、東大政治力の勝利という面もあるのではないでしょうか。日本国の科学技術予算はほとんど東大が取ってしまうのだから。

私は現在、routineな測定業務だけしていますが、自然科学系の研究はお金が無いとどうしようもないですね。測定機器が無くても、高度に超越した感覚でもあればいいんだけど。

私も、手指をつっこんだだけで水質の各項目がわかったり、触っただけで(人体に)有害な物質の含有量、せめて含まれていてはいけない値を超えているかどうか即座にわかったらいいのにな、と思うけどね。
そしたら、また、いろんな発見があると思うんだけど。
えっ!!そんな夢みたいなイカれたようなことばかり考えて、こんな腐ったHPで書いていないで風呂に入ってさっさと寝ろって!!はいはい。仰せのとおりにいたしやす。俺、寝るの大好きなんだ。

そいでは。さよなら。ふふふ。

最後にちょっと、一言。

このHPは最近、気持ちもうどうでもいいや状態で、なんとなく開いているので、あまりしょっちゅう見に来ても大それたことも書いてないし無駄よ。最近カウンターが上がっているので底知れぬプレッシャーを感じているんだ。

若い人で研究にアカデミックな仕事をしたい人に。
数学は必須です。私は数学できないから特にそう思うけど。文系でも経済学なんかは数学できんとどうにもならんよ。
ゆとり教育のため、削るなら、古文漢文・社会にしておきゃいいのに。
近代日本史はほとんど入試に出ないことあるけど、あんな教科書ではどうでもいいな。
もっと、法律、数学、あと入試に関係なく自分で哲学的なことを考えさせる教育をすればいいのにと思うことがある。

それと社民党か。この期に及んで有事法案廃案の署名集めなんてやってるんじゃねぇ!!
まず、党で行ってきた今までの外交は何だったのか?それについて説明してください。
それについては、これ以上ここに書いても仕方ないな。では寝る。

戻ります。