催眠術(正確には催眠誘導)も含めて能力開発・健康について思うこと
 ふとした思いつきで催眠誘導をその医学的背景とは切り離したカタチで練習してみようと思ったのが98年頃だったな。
それでかなり散々な思いもした訳だが、世の中には想像もできないほどおかしな人達がいるもんだということも実感した。
単なる噂話とか知識としておかしな人を知っているのと、実際におかしな人と対面するのとは全然違うからね。
そのいきさつはここ(催眠苦闘物語:現在は削除されました。あしからずご了承をば)に書いてある。もちろん、本当ははっきりと書きたいのだが、大部分は仕方なくぼかして書いてある。もちろん、反対に好人物とも会うこともできましたが。

どうしてそういうものに関心を持つことになり、現在はどのように考えているか、せっかくだからここに記しておこう。

実は簡単な自己催眠まがいなことは、それより私はずいぶん前からやっていたのである。
ただ、暗示がやや魔法的直接暗示だったためか、私が深い催眠状態に入ることができないせいか、それとも私の能力が元々無かったせいか実を結ぶことはなかったのであるけれど。

魔法的直接暗示:よく漫画で魔法使いなんとかちゃんとかが「☆☆☆になーれ」というけど、「あなたは宝くじがあたる」とか「怪力になる」とか、催眠でそのようなことを暗示として用いること・・・・・まず、願いが叶うことは無い。。。のだが、なかなかどうして、巷ではこの範疇に該当するような暗示をする人達が結構ウヨウヨしているし、施術者が気をつけていても、うっかりと、もしくはどういう暗示をして良いのか袋小路に入ったかのごとくわからなくなってしまいどうしようもなく、このような暗示をしてしまうことだってある。開き直って、霊能力者とか現人神と言っている人もいる(本当に超常能力を持つ人もいるようだけどね、ごく僅かに)

実は、私は恥をさらけ出して書くのだが、渡辺式記憶法とか、川畑式長身法も実践してしまったことがある。注:効果が無い訳ではない・・・個人差は当然ある
ずいぶん昔には、左画像のような書籍(部屋の整理で廃棄する)を購入し、その本の中で「幼少の頃の運動不足を補わなくてはならない」と書いてあったものだから、自分の頭の回転がおもわしくないのは、幼少の頃の運動が不足していたせいだと思いこみ、何と!!せっせと自宅の廊下で、中学の頃にはいはいをしていたこともある。
若いうちは何でもチャレンジしなきゃ!!と言って慰めの言葉をくれる人もいるわけだが、あんまり、浮き足だってバカなことばかりしていると、人生はどんどん過ぎ去ってしまうし、貴重なチャンスも消えてしまうだろう。

催眠誘導に興味がある人は、他の不思議に思える現象や技術にも関心を持っている人が多いようだ。私がいろんな研修会に出席した際、同席した人達と話をしてよくわかった。
その人達が、なぜそういうことに興味を持っているのかと考えてみると、大体以下のような理由に振り分けられる。

1.(自分が)特別な存在になりたい。
2.不思議な世界が大好きである。通常の(ものたりなかったり、息苦しかったり、つまらなく思うような)生活を逸脱してみたい。(このHPの隠れたテーマの一つでもある)非日常性を体験したい。
3.自分の苦しみ(不遇な境遇や病気、劣等感)を克服したい。

もう少し現実的な目的としては
自分の仕事や勉強、まあなんというか恋愛とかセックスに役立てたい。
この点について私の考え

そんなところだろう。
あと、ぐうたらな人とかなまけものもいる。
一足飛びに目的を叶えたくて、不思議な力にすがる人。

 さて、「自分の苦しみを克服したい」というのは現実的な目的の範疇に入るのではないか?と思われる人もいると思うが方向がずれている、というか間違っているような気がするんです。
病気だけども、病院に行き検査を受けても「異常が無い。」と言われ、どうしようもなく藁をもすがるくらいの人は別ですが(私も学生の頃、体が非常に疲れて体のふしぶしが硬化しているのに「自律神経失調症」の一言で片づけられた経験があるので、る程度は気持ちを察してあげられる垣間見ることができると思います真剣に治療にとりくんだ意欲や経験も無い人とか、不遇な境遇、例えば真に経済的に恵まれないという問題は、やはりお金を稼いだり、生活保護を受けないと解決しないので(ここも後日補足する)、努力の方向を誤ってしまうケースが多々あります。

どこかに幻想を抱いている。そういう意味で、一部「現実的」でないと判断する。

 困った例としては、独学で催眠療法を行っている人に一部見られます。
そういう人は指導を受けていないから、実際に臨床に出る前にチェックされることもまず無い。
私も心理は専門でないから、多少有識者に聞いた部分もまじえて以下書いていきます。

私がとある工場に出向き、そこの工場長に品質管理について話を伺ったことがあるのですが(秘密を漏らしてはならないので詳しくは書けない)、ISO9001でも14001でもいいですが、その規格の認定工場として認められる際、規格に合致しているかチェックに来る審査員が来るそうですが、その審査が適切かどうか審査員をも審査する人もやって来るということでした。
私が冗談で「(審査員を審査する)そのまた審査をする人もやってきて、永遠に数珠つなぎの様に審査員がやってくるのでは?」と言って笑い話もしていました。
審査する人も審査されるということですが、世間のカウンセラーはそのようなチェックを受けることは絶対無いでしょうね。
カウンセリングが適切かどうかというチェックをね。

何のチェックされなくても、しっかりやれる人はいるだろうし、評判もそこそこ良く(悪く言う人はどんなときでも何人かはいるものだから)、効果を上げている人もいるのでしょうけど、無視するには多すぎるくらいの人達に評判が悪いカウンセラー、療法家もいる。

絶対に効果をあげられるとは何人といえども確約できないから、そういう療法家・カウンセラーが大風呂敷・誇大広告をしているのでなければ、原因は効果の有無だけでなく、その評判の悪さの主要因は、接客態度・人とのコミュニケーション能力の問題ではなかろうか?

そのような悪い評判を産む軋轢をまるっきりクライアント(依頼者)のせいにしたり、自分とクライアントの相性の問題に帰結している人はどうしようもなく最悪だと思うね。自分を正すことがないんだ。一部の人達にだけ支持されていればそれで安心している感じだ(それ以外の人達に迷惑にならなければそれでもいいんだけどね)。いや、反省の弁を述べている場合もあるけど、また軋轢になってしまっている。

クライアントの態度が悪くて節度をわきまえてなかったりして、どうしても手におえないと思ったり、カウンセリングや催眠の領域では手におえないと判断したら、できるだけ早期の段階において穏便にお引き取り願うしかない
そういうことにも技術はあるんだけど、とても心理の専門家とは思えない人がいる。

それはインテイク段階で早くもクライアントを罵ったり悪口を書いたりして戦闘状態になってしまっている人。
インテイク(intake)とは「受け入れること」という意味であり、個別相談の一連の過程の中で、対象者(クライアント)の問題が相談機関にもたらされる最初の段階をいい、その時に行われる面接をインテイク面接という。

本当に必要な場合は戦わなくてはならないでしょうが、発狂した!?火病なのか!?と言わんぱかりに怒っていたりする人がいます。言い方さえ適切であり気を付けていれば、喧嘩にならないこともあるはずなんだが。
多少、皮肉っぽく書かせていただけるならば、敵でない人まで敵にしてしまう魅力にあふれていると言えばいいのか。そのような対応が目立つ人が、催眠とかコミュニケーション・カウンセリング技術を教えていたりする。
私個人がそのようなものを習うとしたら、敵を味方にするとか、それは無理でもせめて悪意を持たれないようにするとか上手にやんやりとかわす技術というものを知りたいですよ。あんなの見たり聞いたりしていたら、「こりゃ、ダメだ。」と思っちゃうよね。

その激しやすい感情回路(と表現して適切ななのか知らないけど?)を自分で修正することができなければ、まずそんな治療家・療法家ご自身こそが他の治療家・療法家に治してもらうべきだろう。
悪意ある治療家・療法家はわざと激高して喧嘩別れ→打ち切りを狙う。たとえ悪意が無い治療家・療法家だったにしても、上記の行為をとれば、外面的にはクライアントにとっては同じことで結局クライアントはお金を取られて、効果も得られず、軋轢に巻き込まれしかも不愉快な思いをすることになる。治療家・療法家の内心にかかわらず、客にとっては迷惑なことこの上ないのである

もうひとつ書いておこう。
詐欺師は余程のことがない限り、自分のことを詐欺師とは言わないし、自分は真摯にやっていると主張するものだ。確かに本人は真剣に誠実にやっているのかもしれない。でも心の中を開いて見せてもらう訳にはいかないので、その行動や主張(HPや書籍)・接客態度、直接会えばその立ち振る舞い、そして結果から判断するしかないんだよね。悪徳宗教の末端信者による勧誘にしても、信者本人は誠実に真剣にやっているものだ。
案外、教祖も純粋な気持ちでやっていたりして・・・。


過去掲示板に書いたものの再掲(多少手直しした。)

どれだけの改善率・成功例があるのか知らないけど、例えばものすごく効果のある薬があるけど体に害のある副作用も強烈というものと効果は緩慢だけれど特に有害な副作用もない薬があったら、どちらを選択する?どちらを勧める?
余程の効果がない限り(他では到底治癒・改善できそうにない症例の解決)、私ならまず後者を勧めることになる。
もの凄い改善率・特異な成功例が立証されていなければ、なおさらだ。

感情に大きく波がある治療家を他人に勧めたりして、例のとおり感情を爆発したら、推奨した人までとばっちりを食うよ。多少高価でも良いから、人間的に落ち着きがある人の方がいいに決まっているよ。
私のところにさえ相談メールが来たんだから(今はメール受け取ってませんが)、あまり誤解?を受けるような変な運営してくれるなよって言いたい。
いつ見ても多忙とか、遅れているとか、病気とか書いてあるようだけど、普通の契約・取引だったら通用しないよ。

人柱になった人はお気の毒ですが(私もなりました(^^;;))、でも大丈夫です。その様なふるまいをする人は徐々に表舞台から姿を消していくでしょう。適当な理由(いつも病気とか不幸とか多忙とか・・・その前にスタッフをきちんと揃えるべきでは?)をつけたり突然消えたりして。だって、苦情言う人が増えて評判悪くなれば、軋轢やものごとが増えて、とても普通の状態で営業・運営できませんよ。悪意はないのかもしれないけど、様々な軋轢の為、オープンな運営ができないと強弁するならば、そういうのは会員制でも何でもいいからCLOSEDな組織でやられれば良いと思います。どんな評判の悪そうな人でもそれなりの支持者はいるものです。そして、その方がとりあえず(後々カルト化して世間に牙を向くかもしれないから、"とりあえず"とした)迷惑を被る人々が減って私は良いと思います。人を治すと(自己陶酔しているだけかもしれんが)いう人が世間に軋轢や争いをまき散らすなんてブラックユーモアにもなりはしない。できれば一度、ご自分の発言や行動を客観的に見てもらったらどうなのだろうか?せめて周囲の人にチェックしてもらえないのだろうか?自分の心が傷つくからという理由か何かで周囲にイエスマンしか置いていないのだろうか?どうせ、何か苦言を呈したところで「友人や味方だと思っていたのに敵だった。」とか言うのかもしれないだろうが。どんな世界にもそんな人はいくらでもいるものですが、心理療法家には絶対に居て欲しくないタイプの人間なんだけど。。。

まあ私にとってはどうでもいいのですが(既に私の健康に必要な人は発見・確保?したから)

心理分野では、「心に痛みを持った人こそが他人を救える。」と良く聞くのであるが、その痛みを完全に克服できていない人は、他人を救えないのではなかろうか?自分の都合や愚痴ばかり吐露して、そのくせ苛烈な言葉ばかり周囲に投げつける。自分が感じたほどの痛みや激情を、言うに言われない都合が他人にも同様に存在するとは考えないのだろうか??

大体、お金を出して相談・依頼に来る人は心理的に追いつめられたりして、思考が制限されているから(心が平静な時だったら絶対考えられない行動に出たりする)多少無礼な行為に走ってしまう場合もあるし、それ以前に弱みにつけこまれて騙されたりしている場合もあって疑心暗鬼になっているにもかかわらず、それでも誰かに頼らなくてはならない必要に迫られているから、焦燥感とかもある。


そういう人達を相手にするから、「私にはとてもできないな。」と思いプロに敬意を表するのです。

現時点において、私が催眠に期待するとしたら、教育的効果・人生を満喫する効果ということになるでしょうか。

その考え方として、私が共感できる一番近い、こう言ったら失礼ですね、尊敬できる考え方と感じるのは、林貞年先生であり、●●●●●●●●●●でした。
(●にはかつて文章がありましたが、日々変化する生活の中で考えや事情の変化があり削除することにいたしました)

むろん、その他の先生や先生という尊称をいただいてない達人でも、もっともっと世間には素晴らしい人はいるとは思います。あくまで私自身の体験として語っております。時間的・空間的制約があるし、他にやることもあるので全ての人達に会うわけにはいかないのです。(絶対に会いたくない奴もいるけどさ)

あなたはあなたの体験で考えて、試行錯誤して語ってください。
私自身もこのように恥ずかしく拙い文章を綴っておりますから、私は卑下したり嘲笑したりすることはしません。できませんよ。(逆に大いに崇めることもないけどね)。自分ではどんなに拙く思えても差し障りのない範囲でいいから教えてください。
そういう体験談を読むのを、私は心から楽しみに待っているのです。

(03/03/25-03/07/31)

追伸:ひさびさにいろいろな催眠のHPを巡回してみました。
もう魅力を感じないところがほとんどです。他にやることも多いしさ。
でも、いくつかこれからも覗いてみたいHPがあります。
他の健康HPや人生を楽しくするHPとともに。ネットだけでなく、時間と資金が許せばもちろん直接訪問もしますよ。

なお、最近はおかしなところ(行為として)・評判の悪いところは知れ渡ってきたので、私自身はもうそういうことについて記載する予定はない。なお、掲示板等で教えてくれる分には構わない。
(03/08/01-03/08/03)

催眠。もう全然関わっていないから何とも申しようがございません。
アダルトビデオ制作・販売に関わっている催眠術師や風俗店経営もしている催眠療法家もおられるようですが、私の意見としては、副業に何をしていようが構いません。副業の業務が法に反することなら、このことで裁きを受ければ良いだけの話で、催眠関係の仕事が本業なのかどうか知りませんが、それが彼らの本業であると仮定するならば、虚偽広告や詐欺広告無く、商品やサービスを販売・提供してくれればそれでいいのではないのでしょうか?まして、副業が法に反していないのなら(公序良俗的にはどう判断したら良いかわかりませんけど)なおさらです。

そんな人に催眠誘導してもらったり(催眠術をかけてもらったり)、催眠療法を受けたりするのが嫌だと思えば、行かなければいいだけのことです。ただ、そんな副業をしていることを知っていれば絶対行かないのにどこにも書いていないからわからないと言うのなら、それは多少同情の余地がある。
まあ、でも私はアダルトビデオや風俗の仕事もやってますよ、とあらかじめ高らかに宣言する人はほとんどいないと思いますし、言う義務は無いのだからどうしようもないな。
前もって、そのへんの事情を調べておかなくてはならないでしょうね。消費者やクライアントが賢くあるべきだと思います。それに、依頼内容によっては、そういう人こそふさわしいという場合もあるからね。

(04/10/03加筆)
(最終訂正日 04/10/03)
参考(新しいWINDOWで開きます)
参考記事(心の大福帳より) ただ、記事が古くなっているので現在の実情とかけ離れている可能性・有

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