近況雑感:地方議会選挙に関して
 先月、私のところに創価学会信者の以前同僚だった方が遠方よりわざわざ来られて、今度の地方議会の選挙はぜひ公明党の候補に一票投じてくれ、と言われたので、顔だけ笑って「よっしゃ。よっしゃ。」と安請け合いして裏切っても良かったのだが、それでは彼らの為にならないので、「ここの地区の住民である俺が各候補の公約を見て判断して、自分達が責任を果たし居住している街をより住み良い社会にしてくれそうな候補に票を入れる。また、在留外国人の地方参政権に賛成である政党の候補には断じて票は投じない!!」と言ってやった。

そしたら、突然彼は熱弁をふるわれたのだが、私もその日はせっかくの休日で他にしなくてはいけないことがあり、とてもうっとうしかったのだが、それぞれの発言に応えてやった。
ただ投票してくれ、というのではなく、あなたの住んでいる地区にとって有益な素晴らしい公約をこの候補者は持っておられますよ、という紹介をすればいいのに・・・・・と思っていた。

途中、「(北朝鮮の拉致問題の話にからんで)よど号犯の帰国についても実現しなくてはならない。」とか言いやがったので、俺も久々にエキサイトして、「よど号犯だぁ!あいつらは単なるハイジャック犯で多くの罪もなく因縁もない人々を人質にして勝手に北朝鮮に行った奴らではないか!!しかも帰国するにあたってその罪を免除してくれだの、自分達がいたら北朝鮮がテロ国家に指定されるだの、自分達や北朝鮮の都合ばかり言っている人間ではないか!!そんな奴らは一人も帰ってこんでいい!!向こうで全員死ねよ。しかも(戦争中でない平時に)日本人拉致にも協力していた奴らだろ。」と言い返した。

まあ、いろいろあったのだが、「こういう意見があったことを上層部に伝えて欲しい。それで公約が変われば支持して票を投じてやらんこともない。」と帰っていただいた。

創価学会は信者にいつもあのようなことをさせているのだろうか?
あの人はいったい何の為に入信したのだろうか?もっと自分の意見があって推薦しにきたと思っていたのだが。
社会的な義務以外に、(選挙運動などに駆り出されるなど)自ら鎖に繋がれたいのだろうか?

都市部のみならず地方でも、あのような陳情・土下座・泣き落とし選挙の時代は終わりだと思う。
「何卒何卒、最後のご支援を!!」と選挙運動期間最終日に哀願調の外宣車が良く回っていたが、そんな同情で我々の生活を売り渡す訳にはいかない。

大体、なぜ「よど号犯の帰国」と言い出すのか?あいつらは単なる犯罪者・テロリストでしかなく、日本としてはあいつらをすぐ逮捕、取り調べし、他の犯罪について一刻も早く聞き出さなくてはならないだけであろう。「帰国」でなく、「引き渡し」だろう。
そんなことを創価学会は信者に吹き込んでいるのか??
こうなると、公明党に対する不信はますます募るね。社民党や管氏の民主党もだけど。。。

よど号犯について、軽く私の思いを書いておこう。
「我々は明日のジョーになる。」と高らかに宣言して北朝鮮へ旅だっていった彼らだが、「明日のジョー(Joe)」ならぬ「明日のジョーカー(Joker)」になってしまったようだ。当時の事は良く知らないが、共産主義革命に対する期待と熱気は凄いものがあったと聞く。だから、熱病にうかされてあのような行動に出るものがいたのは仕方ないのかもしらないが、ハイジャック行為及び工作活動、日本人拉致協力によって運命を悪い方に狂わされた人に対する償いや罰は受けてもらわなくてはならない。帰国したければ服役するべきだろう。
自分達は崇高な使命を持って事を行ったのに、と勝手に思っているのかもしれないが、結果が出なかったのだから仕方ない。しかもその崇高な使命をもって行われたことが、行為としてはハイジャックや誘拐(誘拐殺人)ではどうしようもあるまいよ。
オウム真理教のサリンテロとか独りよがりの変なカウンセラーなどと行動類型が何と似ていることだろう。

(以下、03/02/14追加)
革命さえ起こせば日本は良くなると単純に思っていたのだろうか?
結局は地道に技術開発・インフラ整備・法律整備・法律の実効力を高める為に頑張った名も知らぬ人々の成果で日本は経済大国になったのだ。

他の事件でもよく思うけど
他人の人権を無視する奴の人権を何故保護しなくてはならないのだろう?

よく、"理想の社会を実現する"という言い方をする政治家がおられるが、「はて、本当にそれが理想なのだろうか?」と思う時が良くある。それは単にお前の理想であって、住民から広く募った意見をまとめたものではあるまいよ、と言いたくなることもある。

(03/02/12-13)

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