神秘的な力について
 神秘的な力について、私は否定しない。
不思議な現象の体験も数えるほどだが経験はある。
自分ができないことは私は全部神秘的だと思っているけどね。

神秘的な能力がある(ように見える)人を、その人の人格を含めてまるごとむやみに崇拝したりする人がいるけど、それはやめたほうが良いな。
その力は、本当は努力すればできる類のものかもしれないし、どうして身につけたらいいかわからないのかもしれない。

野球でたくさんホームラン打つ人や将棋や碁の強い人を、人格も含めて身も心も捧げたりはせんでしょ。
ところが体の不調を整えたり病気を治したり、ちょっと霊感があって何かをいい当たられたりしたら、すぐ傾倒してしまう人って結構多いよね。
その能力とその恩恵を受けたのであれば、そのことには敬意を払い、感謝をすべきと思う。

だけど、人格を含めてまるごとむやみに崇拝したりするのはダメ。
そういう能力が必ずしも聖なるものから来たとは限らないかもしれない。
立派な人格を備えた人もいるから一概には言えないけど、人生を狂わされる危険も高いと思うぞ。

どんなに凄い能力を持っていたって、所詮人間。
でも、実際に見たことはないけど、本当に奇跡としか思えないことを次々としでかす人の話も聞く。
実際に目の前でそういう人が現れたら考えを変えて心酔しちゃうかもな。ただ私が「奇跡」と認定するハードルは高いよ。「天才」の認定ならいくらでもするけどさ。

(03/05/30)

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