雑感(03/08/07)
 私はこれでも平和主義者なんだ。平和教信者では決してないけど。

日教組がからんでいるのかもしれないが、どんな団体が主催だったか忘れたけど、反戦映画「えっちゃんのせんそう」なるアニメ映画を見た。なかなかいい出来だったけど、見に来ていた子供達にはほとんど意味無かったかもな。静かに見ていた子供達(小学生)も多かったけど、とにかく騒がしい。私がその時分の少年だった頃も落ち着きが無く騒がしかったけど、それ以上だ。
付き添いできている母親もあれで注意しているつもりなのだろうか?比較的我慢できる私でさえ、2度も席を替わったよ、騒がしくて。ああいう親こそ、鴻池大臣が言うように「市中引き回しの上、なんとか」してやりたいくらいだ。それは冗談にしてもね。

まあ、反戦映画とか戦争の悲惨さを訴えるなら、「はだしのゲン」とか「火垂る(ほたる)の墓」にした方がいいのではないかな。ああいう映画を見せて、戦争の悲惨さを訴えるのは良いことだろう。敵国の首都を陥落したと言って提灯行列するよりは。

しかし、"戦争はしなければいい"というのは、考え方が誤っているね。自分達の力を過信しているよ。しなくてすむなら、そのほうがいいに決まっている。戦争しないで自分達が望む要求・利益が得られればそれにこしたことはない。だからこそそうなる前に、外交上のかけひき、買収、スパイ行為、どこかの国が得意な脅迫・工作活動とか
するんだろ。それに戦争を止めるというのは並大抵のことでない。自分たちの体だって思うように動かせないのに。

闘病生活等の病気や貧困・災害のドキュメンタリーやアニメを徹底的に見せられたところで、自分の無力感や現実の厳しさで鬱になるだけで、貧困、病気、災害を防ぎ根絶できる訳でないのは誰にでも理解できるだろうけど、戦争に関してはそう思わない人が多いのは私にとっては不思議だ。

戦争をしない代わりに何を犠牲にできるか?ということが問われるだろうが、それは戦争するよりはるかに悲惨で過酷な犠牲を強いられるかもしれないよ。



とりあえず、ここまで

(03/08/07-03/08/17)

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