雑感(03/11/13)
 この間、ふらっと出かけたついでに、いろいろな特産物(主に農産物)を見てきたのだが、興味深い芋を見かけたので、「これは新しい材料として使えるかな?」と思い、農協の人?か生産者組合?の人か良くわからないが、そのような感じの方が近くにいたので尋ねてみた。

この芋は元々その土地の特産物でなく、隣県から種をもらってきて作付けしたこのことだが、本場のものと比較して、どうしても品質の点で見劣りして80%程度までしか向上させることができないということらしい。
ただ80%と言われても何が見劣りするのかわからないので、「この芋の、どういう点が本場のものと比較して見劣りするのですか?」と何回も尋ねたのだが、何遍言い方を変えても、「いゃー、やっぱ天候の違いとか、土地の水はけの違いなんじゃろ。」とかなんとか言って、気候や土地のことしか言わないのである。

「俺の尋ね方が悪いのかな?」と考えて言い方を変えて尋ねても、返答の内容が変わらず、全く話しがかみあっていない。そのおじさんは、もう一人の別のおじさんと延々と気候や土地のことについて語り合いながら、私に頑固に(笑)、この地と隣県である本場の気候や土地の違いについて返答するのであった。

どうしても会話が成立せず埒があかないので、根負けして「どうも、ありがとうございました。」と一礼して、その場を立ち去ったのであった。

会話にならないというのはどうしようもない。。。


最近は、自分でも良く理解していないのにかかわらず他人に教えたりする機会が多くなって困ったことばかりである。他人を指導してから、自分の本来の(って言っていいのか知らないが・・・)仕事に取りかかるので、時間も喰われてしまう。
しかも、元々私は飯を食うことと寝ることしか能力が無いので(書き殴り77参照)、非常に苦痛な状態である。

まあ、いいや。ちと話題を変えよう。

私は現在は組織に入って仕事しているのだが、一人で一匹狼のように仕事をしている人を尊敬していた面もあった。現在でも一部の人達には敬意を持っているのだが、最近は考えが少し変わって、「この人達は組織内では通用しない、またはうまくやっていけないから一人でやっているのではないか?」と思われる人もしばしばである。

「私は一人でやっている。」と高らかに自慢している人もいるが、確かにカバーしてくれる同僚や仲間もいないから休みはとりにくいし、病気やけがで仕事を中断せざるを得ないことは致命的である。
だが、組織内でやっていくのもそんなに簡単なことではない。
自分の好きなことができる自由度はかなり低いし、ある種の雑用や自己犠牲は必要であり、内部の人間関係にも配慮しなくてはいけない。しかし、うまくやっていければ、個人でやるよりははるかに大きい仕事もできる。ただしあくまでも、うまくやっていければ、運が良ければ、の話であるが。。。

そんなにひとりで仕事していることを自慢し人を罵倒しがちなのであれば、「それじゃ、組織に入ってみて仕事してみたらどうですか?」と言い返してみたくもなる。まず、肝心の組織が受け入れてくれるというハードルがあるけどね(入社試験とか面接・書類選考など)。そして第一に性格とか協調性の問題もある。入っても、すぐ周囲と衝突して組織を飛び出すのではないか?と外面からは私には見うけられる人も結構多いのである。

そういえば、あのひとりよがりの奴もそんな感じだったか。。。

(03/11/13)

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