雑感(03/11/16)−久しぶりに政治関係−
 衆議院議員選挙の投票結果、自民党と民主党による二大政党制が実現されたように見える
しかし、民主党が躍進したと言っても、共産党と社民党の票を喰った分勢力を増しただけという見方もできそうだし、さんざんマスコミが煽った"民主党の大躍進"というのは外れているような気がする。小泉総理は、「抵抗勢力をぶっ潰す。」などで威勢良く主張していたが、貧弱な経済政策のせいで、むしろ国民の方が不況で抵抗勢力より早くぶっ倒されそうである。

自民党は保守新党を解党のち即時取り込み(笑)で、まるで電子レンジで手軽で朝食をとってエネルギー補給するかのごとく、勢力をアップして、公明党と併せて連立与党はまず安泰。

しかし、保守新党に投票した人達の信任はどうなるの??いいのかい。こんなこと。
保守新党は実は自民党の別働隊で、投票結果がおもわしくなかったら吸収されると密約でもあったと疑われても仕方ないのでは。

民主党は勢力をアップしたが、かつての新進党ほどではないが寄せ集め集団という印象がぬぐえず、左派と右派の意見の調整が難しく、政策によっては党としての意見統一が困難な状況がこれからも頻発すると思う。

しかし、驚くべきなのは、この投票結果であろう。
自民党には勝たせ過ぎず、民主党にはもう一歩で与党になれるところまで勢力を伸ばさせるという絶妙の票配分をなしえたことである。ほんと、いいところに落ち着いた投票結果だと思う。
リーダーの地位にある人達はどうしようもない人達も多いが、国民全体でみるとまだまだ日本人は期待できる、賢明な人達は存在していると思われる。

私も空いた時間を見つけて投票に行ったが、比例区では消去法で仕方なく自民党を選択したが、候補者個人名では初めて白票を投じた。自分の名前でも書いたろうと思ったけど、さすがにそれはふざけ過ぎだと思い、周囲の人達にも止められた(もちろん冗談だが)

二世議員が目立つような昨今だけど、本当に才能とか実力あるなら歓迎するけどね。
国連かどこかで、子供の人権問題について「制服着用強要は人権弾圧」と訴えて、ロシアかどこかの国の委員から、「なぜ、まずそのことを学校や近隣社会に訴えないのか。君たちは恵まれている。」 と逆にたしなめられるような団体に参加したと履歴に書く者を候補者にするなよ、と言いたいよ。子供の人権問題とは、児童売春問題とか子供の兵士養成、虐待などの生存権に関わるもので、そのようなことは人権問題とは扱えない。
その親が二世問題について批判的だったのに。国会議員というのも落ちたものだな。

(03/11/16)

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