(2004/02/08時点)

近況  

「おいしい炊き込みご飯ができました。お裾分けいたしますからどうですか?」
「こんないい健康法があります。」「このおまもりを身につければとてもいいことがあります。」
「あの草を煮出して飲んだら、湿疹が消えました。」
その他、化粧品でも浴用剤でも何でもいい。

自分たちだけで試したり、仲間内・親しい者同士で楽しむのは構わない。
「こんなにいいものなら、多くの人達にも試して欲しい。」
「そりゃあ結構だね。是非、やり方とか作り方教えてあげて広めてくださいよ。しかし、何かあっても自己責任ということは事前に言い含めておいてね。」

「なぬ!!商品にして不特定多数の人達に販売したいとな!!」

食品・薬品なら、安全性を証明できる資料や、しかるべき製造施設が必要ですよ。
(話はもっと複雑だが・・・いちいち書いていられない)
それに既存の法律に抵触していないか、いろいろ調べておくことはあるぞ。

最近、長身法の広告を出していたところが、でっちあげの体験談を載せていて、摘発されたニュースもあったな。(どんなニュースだったか
訪問販売とかアンケートを装った販売も、規制が厳しくなるようだね。(読売新聞本日朝刊1面)

結局は、市場、消費者の調整にお任せするしかないのだが、最近は厳しく取り締まるようになって、市場に入るまでにできるだけ信頼性のあるものが市場に入るように尽力する動きになっているようだね。

ちなみにここのHPでの私のスタイルは、あくまで消費者・体験者としてのものになっている。

以下、追加(文章シフトしてきた)
時間や金銭の損失が大きいというのもかなり痛いのだが、粗悪なものをそのままにしておいては社会不安につながり、社会でめぐりめぐって自分のところに被害が及ぶことがあるから放ってはおけないということだ。この例としては環境汚染とか食品・薬品の流通ならすぐに理解してもらえるだろう。そして、怪しげな治療法・療法とか心の救い(宗教とか何々の教えとか)、(不特定多数の人を対象とした)招福アイテムというのも同様に日々の生活に脅威になることがあるから困るんだよな。
ただ、発展途上のものもあるから、そういうのは消費者や体験者として意見を申し上げるという方法をとることになる。

市場に投入して人柱になってもらって、その調整やフィードバックに任せるしか本当は有効な方法は無いのかもしれないが(例:新しい電化製品-初期ロットは不良品が多いから新製品マニアにお願いするしかない(T社のDVDレコーダーとかS社製品全般に言われる"なんとかタイマー"))のかもしれませんが、食品とか薬品とか療法、場合によっては変な宗教だったら、市場を形成している人々自体が金銭的被害だけでなく健康被害によって生命を脅かされる危険があるから、市場にお任せします、という訳にはいかず、市場投入の前に厳しいチェックが必要になると思う。そこまでしてもダメな場合も結構あるけど。

自分達だけ集まってロマンに浸って酔いしれたり楽しむのなら構わないが、外部の不特定多数の人々に、ひとりよがりの理論とか「愛」「平和」を説いて外部の人を非難し始めたり(例:狂信的動物愛護団体とか"自称"平和を願う市民団体、大量殺人を犯した新興宗教団体とやら)、実際の効果のあった例とか集められたデータ以上のことを誇大広告する(例:一部健康食品メーカー)ようになると要注意ということだな。

(執筆 04/02/08 最終訂正 04/02/14)