雑感(03/08/02) 
掲示板に書いたものの詳細版

人間の心に影響を与えている要因は数限りなく存在していて、親や学校での教育、摂取した食品、生理的健康状態、過去の経験、環境要因(電磁波など)、もしかして遺伝的要因、霊障とあり(ここらはデータが無いから何ともいえない:だから"もしかして"と書いた)、それとも純粋に本人が悪いかもしれない、はたまた以上に述べてきた要因が複雑にからみあっているのかもしれない。

デルタ研究所の大塚先生との会話や電磁波の悪影響(いわゆるプラスイオン)をマイナスイオン発生器で中和しようと主張する全国マイナスイオン医学会会長 医学博士の堀口昇先生の話、週刊文春だったか週刊新潮だったか失念いたしましたがゲーム機による電磁波の影響で"ゲーム脳"になり子供の集中力や思考力が損なわれるという特集記事、その他様々な記事・文献を見た(「こころの科学」とか「治療」「食と健康」等の専門雑誌)結果、そう思うのですが、人間というものは実に不安定ではかない存在なんだ、と落胆しそうでもあります。

一見理性的に話しているように見えて、実は感情的でバイアスのある(偏った)発言をしている人を良く見受けられますが、人間の理性というのはこの程度のものと再確認さぜるを得ない時もあります。

長崎の12歳の少年が4歳の少年に対して、陰部に傷をつけるという性的異常のある殺人を犯しましたが、果たして親の教育による悪影響はその犯罪に対してどれだけの比率であったというのでしょうか?
鴻池大臣が12歳の殺人犯の責任を全て両親の教育の責任として「市中引き回しの上、首切り」と言っていたり、また別の閣僚が「これは社会全体の責任です。社会全体で反省しましょう。」と勝手に社会全体の連帯責任にしてしまう発言をしていますが、いずれにも共感・賛同できません。

何の罪もないのに残忍な方法で殺された4歳の少年も気の毒だし、この殺人行為さえなければ今でも幸せな家族での生活が続いていたそのご両親の心痛はいかばかりか。そして、加害者の両親も大いに気の毒である。
確かに育て方が悪かったとか、母親が少年のキレっぷりを制止せずかばってばかりいたという報道もいくつか耳にしていますが、そんな様な親は全国どこにでもいるでしょう。
イギリスとかのエリート教育ならいざいらず、日本の親は盲目的に子供を溺愛する傾向が強いしね。

その親だけが特別育て方を間違えていた、と断定するのはどうなのだろうか?
平穏に暮らしていた家庭が、「貴様達の教育が悪いから!!」といきなり指弾される恐怖。
親族の誰かがこのような凶悪無差別殺人を犯したら「明日は我が身」ということも考えておいた方がいいと思う。もちろん大臣を筆頭に。

「凶行の兆候があったはずだ。なぜ見つけられなかった!!」と言っている人も頭は大丈夫か?
それらしい兆候があったとして、その子供をどうするの?
拘束して監禁しておくの?なんらかの監視下においておくの?
その対応の方が罪に問われると思うが。
現実的対応を念頭に置いておくべきだろう。

消極的な対応だが、何歳といえども、その罪に応じた刑で本人を裁くしかないだろうな。。。

さて、上記で"ゲーム脳"とか挙げましたが、私が最も言いたいのは、原因がはっきりわからないのに「あれが悪い」「お前が悪い」と指弾される恐怖についてですよ。"ゲーム脳"に関しても論理的には穴が多く破綻しているという意見もあります。議論が煮詰まって、もっと多くの研究成果が出ないとわからないということは他にいくらでもあります。ふふふ。
(検索サイトで"ゲーム脳"で検索してみてください。:いろいろあります。賛否両論)
参考:B-WATTY占い編:科学的説明は見たり聞いたりするのがだるい。(新しいWINDOWで開きます)

(03/08/02-03/08/05)

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